介護職は社会に数多くある仕事の中でも転職で入りやすい業界といわれている。その理由が人材不足の問題で、介護業界は他業種に比べて離職率が高く、職種を問わず慢性的な人手不足に頭を悩ませているのが現状である。そのため、経験の有無を問わず幅広く募集していることから、全くの未経験の人でも採用されやすいのが特徴になっているのだ。とはいえ、いくら就職がしやすいといっても、応募をすれば必ず採用に繋がるとは限らない。少しでも採用率を高くして自分の希望する条件で働くためにも、事前の準備を万全にしておくことが重要になるだろう。事前の準備の参考に「未経験から始めよう、介護の仕事」というサイトもおすすめだ。
まず挙げられるのが資格の取得である。前述したように、介護業界は経験の有無が採用率に大きな影響を及ぼすことはないのだが、資格の所持については若干影響があるのだ。なぜなら、仕事を通して要介護者の体に直接触れるには、定められた資格を取得していることが条件となるからである。比較的取得しやすいのが介護初任者研修で、知識がない状態でも最短1ヶ月程度で取ることができるのだ。ただし、受講をするために数万円の費用が掛かるので注意が必要である。もし金銭的に余裕が無い人ならば、費用の負担などサポートしてくれる事業所を選ぶ方法もあるのだ。
そのほか、忘れてはいけないのが職場見学だ。介護業界の離職率が他業種に比べて高い理由の一つに職場での人間関係である。仕事の大変さよりも同僚や上司との関係が上手く行かないことで辞める人は少なくないのだ。特に未経験で何もわからずに入る人は慣れるまでは足手まといになることもある。より良い環境で仕事ができるよう事前に見学をして確認をしておくことが大切だ。